2010年9月1日・東京 --- フリースケール・セミコンダクター社製i.MX27及びi.MX51プロセッサを搭載したアイウェーブのＲａｉｎｂｏｗをはじめとするボード製品ファミリは、2007年の発売以来、日本、ヨーロッパ、北米市場にて順調に採用実績を伸ばしております。 この度、アイウェーブは更なるソリューションとして、マイクロソフト社の製品である、Windows Embedded CE 6.0 R3 Silverlight（以下、Silverlight）をi.MX27及びi.MX51搭載ボードに実装したことを発表しました。 アイウェーブは、Silverlightを以下の4つの理由で選択しました。 1. 豊富なGUI機能を持っている。 2. GUIアプリケーションの開発期間の短縮 弊社社内比較で、4分の1に短縮。 3. 問題解決のため、テクニカルサポート体制が整っている。 4. お客さま・市場からのご要望 アイウェーブの創業者の一人である、モハメッド・サリヤによると、「Silverlightは、Androidと同様な豊富な機能を用意しながら、一方で開発期間を大幅に短縮出来る」ことを優れた点としてあげています。Silverlight GUIは、Microsoft Expression Blendを使用して開発することができ、シンプルなGUIであれば通常2時間以内に開発することが可能となります。同ツールを使用して開発したGUIは、XAMLファイルとして出力され、これはサブプロジェクトアプリケーションとして、設計されたプラットフォームの現存するBSPワークスペースに容易に結合することができます。 このように、整った開発環境上で、Windows Embedded CE 6.0 R3 Silverlightは、アニメーション、ベクターグラフィックスの表示や音声・動画再生などの機能を備える、いわゆるリッチインターネットアプリケーション (RIA) のプラットフォームです。 Silverlightは、動画再生で利点が多く、たとえば、広く利用されているWMV形式やH.264形式の動画ファイルを扱える点、IIS7の拡張機能であるSmoothStreamingを利用して、テレビに近い感覚で動画をザッピングできる点（視聴者の再生環境の帯域とCPUの負荷状況に応じて、適切なビットレートの動画ファイルが配信される）、PlayReadyと呼ばれる同社の新しいDRM技術を採用している点などがあげられます。PlayReadyは既存のWMDRMとも互換性があるので、WMDRMで暗号化されている動画ファイルは再エンコードや再暗号化をすることなく、Silverlightで再生することができます。 バッテリで動作するポータブル端末にタッチ・スクリーンが当たり前になる中、アイウェーブのi.MX27及びi.MX51プラットフォームは、これまでに30社以上の機器メーカーが採用しております。 今回、GUIを必要とする、医療用機器に、Windows Embedded CE 6.0 R3 Silverlightが採用され、今後、Silverlightを必要とするお客さまにも、この優れた機能をご提供してゆく予定です。 2010年9月14日（火）に東京、目黒雅叙園にて開催されるフリースケール・テクノロジ・フォーラムにおいてアイウェーブの新しいWindows Embedded CE 6.0 R3 Silverlightをi.MX27及びi.MX51搭載製品ファミリ上で展示し、さらに幅広いお客さまにアイウェーブのテクノロジーをご紹介致します。 アイウェーブ・ジャパンについて アイウェーブは、民生用、産業用、そしてネットワーク用機器向けのシステム開発を行う、インドのバンガロールを拠点とする組み込み開発の世界的リーダーです。アイウェーブ・ジャパンはインドの優れた開発力、設計ノウハウそして豊富なマンパワーをもって日本のお客様に高品質なサービスを提供いたします。詳細は、http://www.iwavesystems.com/(英語)、またはhttp://www.iwavejapan.co.jp/(日本語)をご覧ください。 お問い合わせ先:アイウェーブ・ジャパン株式会社 本社営業部Tel: 045-227-7626 Email: info@iwavejapan.co.jp
プレスリリーストップへ
